僕らの空白の季節について。
この構想は実はずいぶん前からあった。
伴慶充が、いつか兄ちゃんと塚本と自分でやりたいと言っていたことも
ひとつのおおきな理由。
それだけではないが長くなるので端折る。

僕らの空白の季節について。
日が決まり、黒水伸一にライヴタイトルを考えてくれとお願いしたら、届いた。
五つくらいの候補があったのだけど、これだと即決したのは俺。

僕らの空白の季節について。
俺は「空白」ということばによわいのかもしれない。
それぞれの、個の空白。
その空白のなかに、その個のストーリーのすべてが詰まっている。
誰も知らない、邪魔されない、ただひとつの個の、孤独の物語。

僕らの空白の季節について。
いっそ全曲一緒にやろうと無理やりそういうことにして、
これをあたらしいバンド名にしたいと伸ちゃんに提案した。
応えは曖昧だった。
が、「僕らの空白の季節について」というタイトルの曲が最近、
黒水伸一から送られてきた。
ああ。
なんかこういうこと。
俺がやりたいのは。

詩人、黒水伸一の変人っぷりが散りばめられた、まだ曲ともつかぬ曲。
エロスと現実という名の狂気が入り混じった風景画。
編曲は俺と伴慶充がこれからやる。

こんな現象が俺はとても嬉しい。

塚本晃
http://www.tsukamotoakira.net/